「あれ、なんかこんなに汗かいてるの私だけ…?」
私は、大学生のときにバセドウ病になったのですが、最初は「なんか近頃やたら汗かくな…」くらいにしか思いませんでした。
本記事では「バセドウ病になったときの体の異変とその後」について書いてます。(※一個人の体験談です)
気付いていなかったけれど、バセドウ病の症状だった
あとから思い返したら、あれもこれも、バセドウ病によるものだったのか!という症状は以下のようなものでした。
- よく汗をかく
- 疲れやすくなる
- 食べる量は変わってないのに、痩せていく
順番に見ていきたいと思います。
①よく汗をよくかく
大学編入後しばらくしてから、私はやたら汗をよくかくようになりました。
例えば、こんな感じです。
- 駅から大学まで15分程普通に歩いただけなのに、全速力で走ったあとかのように汗だくになる
- 周りの人は涼しそうにしているのに、1人だけ汗ダラダラ状態になる
それでも、まだこの時点では、
「北海道の気候に慣れてしまって、東京の気候に体がついていかないのかな~」
と楽天的でした。(北海道の短大から、東京の大学に編入しました)
②疲れやすくなる
20歳くらいのときだったのですが、一気におばあちゃんになったかのように、ちょっと動いただけで体が疲れるようになっていきました。
- 同級生の歩くスピードについていけなくなる
- 大したことをしていないのに(例.通学)すぐ疲れて椅子に座ってグッタリ
- 疲れると脱力感を強く感じて、横になって休みたいと思う
③食べる量は変わってないのに、痩せていく
食べる量は変わっていないのに、徐々に体重が落ちていきました。
一見、「ダイエットなしで体型をキープしながら、好き放題食事できるチート状態」に思えるかもしれませんが、原因が分からないので怖かったです。
最初は気にしていなかったけれど、良くならないし、エスカレートしていく
- よく汗をかく
- 疲れやすくなる
- 食べる量は変わってないのに、痩せていく
これらの状態は、良くなっていく気配はなく、徐々にエスカレートしていきました。
最初、病院に行くも原因不明と言われる
「この体調不良を何とかしなければ!」と、食事・睡眠をしっかりとり、できる範囲で体を動かし、ビタミン剤や栄養ドリンクを飲んでみたりしました。
しかし、効果は見られません。
病院にも2,3か所行きましたが、はっきりした原因は分かりませんでした。
医者には「あえて診断名をつけるとするなら、自律神経失調症かな?」と言われたり、「ラジオ体操でもしたら治るんじゃないですか」と言われますが、何だか釈然としません。
メンタル面の問題かと思うようになる
「はっきりと客観的に見て分かるものや数値で出てくるもので問題がなければ、私のメンタルの問題なのかな?」と思うようになりました。
でも、大学に編入して、やる気に満ちあふれてるのに、なぜ??
体が不調で、心も不調
体調不良が長引くと段々精神的にも不安定になり、感情の起伏が激しくなってきました。
ハイテンションになったかと思えば、怒りっぽくなり、落ち込み、泣き…。
食べても食べても体重は落ちていき、ちょっと体を動かせばグッタリし、燃費の悪い車のようです。
家族には、しつこく体の辛さを訴えてました。
何とか大学3年前期の授業を乗り切り、夏休みはほとんど外出せず。
ちょっと動いては、ソファでバタンキューの繰り返しでした。
大学病院の検査で、原因が判明する
秋になって涼しくなってきてからも、相変わらずの体調不良でした。
段々と大学へ通うのが本格的にきつくなり、休みがちになってきた頃、大学病院で検査をしてもらいバセドウ病だということが判明します。
バセドウ病:甲状腺ホルモンが過剰に作られて、それによって、さまざまな症状が引き起こされる
原因が分かって、それに対処できると分かると心底ホッとしました。
薬物療法を始めましたが、すぐには体調は戻りません。
甲状腺疾患専門の病院を紹介してもらい、数か月かけて辛かった症状は少しずつ治まっていきました。
この時期から10数年たった今、幸い全く症状は出ず、元気に暮らしています。
もしかして、食生活の乱れが原因だった?
バセドウ病の原因はストレスや遺伝が一つの説として、言われていますが究明されていません。
以下はあくまで私個人に限っての勝手な考察です。
思い返せば、大学編入前の短大時代(1人暮らし)、私の食生活はかなり乱れていました。
短大時代の食生活
- 食事の時間は不規則
- 食事を抜いたり、食べすぎたり
- 菓子パンだけで済ませることあり
- レトルトのパスタソースは常備
- 添加物や保存料などは全く気にしない
大学3年後期、家族の協力のもと、食生活を見直しました。
『家庭でできる自然療法』(あなたと健康社、昭和53年)という本と出会ったのがきっかけです。
「病気の根を断つには己の生活をかえりみよ」と教えてくれる名著です。
今現在は普段は手にしていませんが、何か不調があったときにパラパラめくっています。
当時、私は出来るだけ玄米菜食に努めて、間食を減らすようにしました(本当は間食はしないほうが良いのですが完全にやめるのは無理でした~)
私の場合、もしかすると病気の芽を自分で育てていたのかもしれません。
まとめ
私が大学生で「バセドウ病になったときの体の異変」は以下の3点です。
- よく汗をかく
- 疲れやすくなる
- 食べる量は変わってないのに、痩せていく
上の症状の原因が分からないまま数か月が経ち、
- 大学病院の検査したところ、バセドウ病と判明
- 服薬して、だんだん症状がおさまっていく(プラスアルファで食生活を改善)
という感じで落ち着いていきました。
何か参考になる部分があれば、幸いです。
では!