私が高校で不登校になったときに、心配になったことのひとつが「もう大学受験することはできないのかな?」ということでした。
結論から言うと、不登校になったり学校をやめたりしても、大学受験を目指す道はあります。
詳しく見ていきましょう。
高校で不登校になっても、大学受験を目指す道はあります
高校で不登校になっても、高校をやめたとしても、大学受験を目指す道はあります!
ただし、条件が。
①高校を卒業する
②高等学校卒業程度認定試験(高卒認定試験)に合格する
文部科学省で定めている大学入学資格は13項目あります。
(文部科学省HP→大学入学資格について・入学資格に関するQ&A)
大学(短大含む)に入学するには13項目のなかからどれかに該当すれば良いよ!とされています。(外国で指定された教育課程を修了していたり、旧制学校等を修了していたり。)
13項目の中で多くの人に関わってくると思われるのが下記の2つになります。
- 高等学校又は₁中等教育学校を卒業した者(法第90条第1項)
- 高等学校卒業程度認定試験(旧大検)に合格した者(施行規則第150条第5号)
(なお、18歳に達していないときは、18歳に達した日の翌日から認定試験合格者となる。)
注釈:₁中等教育学校→中高一貫校
中等教育学校は、前期中等教育(中学校などにおける教育)と後期中等教育(高等学校などにおける教育)を一貫して施すシステムをとる学校であり、日本では中高一貫教育とされる。(『ウィキペディア(Wikipedia)』より)
大学を受験する条件は?
①高校を卒業する
仮に最初に入学した高校で不登校になったり、やめたりしても、別の高校に転編入して卒業するという道もあります。
全日制・定時制・通信制
高校は大きく分けると上の3つの通学パターンがあるので、自分に合った高校を探してみても良いかもしれません。
ちなみに私は、全日制高校で不登校となり、通信制高校に転校し、卒業しました。
通信制高校は、勉強面で全日制高校以上に自助努力が必要になりましたが、精神的にとても楽になり救われました。
②高等学校卒業程度認定試験(高卒認定試験)に合格する
高卒認定試験に合格することで、大学を受験することができます。
高卒認定試験とは、
合格すると「高校を卒業した人と同等以上の学力がある」と認定されて、大学・短大・専門学校の受験資格が得られるほか、就職や資格試験の受験にも活用できるものです。(文部科学省~高等学校卒業程度認定試験~)
年に2回、実施されています。
受験資格
試験の日が属する年度の終わりまでに満16歳以上になる人が対象です(ただし合格しても18歳になるまで大学受験はできません)
受験案内の入手方法
- 直接、配布場所に受け取りに行く
- パソコンorスマホで請求する
- 電話で請求する(テレメールの自動音声応答電話)
詳しくは、文部科学省公式サイトをご参照ください。
「高卒認定試験に合格したら、学歴的に高校を卒業したことになるの?」
→残念ながら、高認試験に合格しても高校を卒業したことにはなりません。(=履歴書等で最終学歴が高校にはなりません)
(合格すると、高校を卒業した人と同等以上の学力があるとして大学・短大・専門学校の受験資格が得られ、資格試験や就職に活用できます。)
高校で不登校になったら大学受験はできない?:まとめ
高校で不登校になったり、やめたりしても、大学受験を目指す方法はあります。
- 別の高校を卒業する
- 高卒認定試験に合格する
ちなみに私は、全日制高校で不登校になって通信制高校に編入学し、高卒認定試験も受験しました。