タブレットやパソコンを使って、学習できるオンライン教材「すらら」。
「すらら」の大きな特徴は、”無学年式”です。
小中コース・中高コースなど、複数学年分の教材が用意されていて、学年にとらわれずに学べるスタイル。
無学年式は、学年をまたいで学習できるので、
- 苦手なところは、さかのぼってやり直しができる
- 得意なところは、どんどん先を勉強できる
といった利点があります。
本記事では、オンライン教材「すらら」について
- 特徴
- どんな場合におすすめか
を解説していきます。
すららって、どんな教材?
引用:すらら
学習形式は、クラウド型のオンライン教材
「すらら」は、パソコンやタブレットを使って学ぶオンライン教材。(※スマホでの利用は推奨されていません)
先生役のアニメーションキャラクターと一緒に、個々人の理解度に合わせて、学習を進めることができます。
- レクチャー
- ドリル
- テスト
の3機能を使って、
「理解→定着→活用」のサイクルを繰り返して、学習内容の定着を「すらら」ひとつで目指すことが可能です。
初めて学習する内容でも1人で取り組めることから、学校・学習塾をはじめ、家庭学習・海外と「すらら」のサービスの活用が広がっています。
全国1,075の学習塾、1,302校の学校で採用され、約37万人が利用。(2020年12月時点)
- 学習形式:クラウド型(※1)オンライン教材
- 対象学年:小学1年生~高校3年生
- 対象教科:国語、数学(算数)、英語、理科、社会(※2)
- 対応デバイス:パソコン、タブレット(※3)
※1…家庭のパソコンやタブレットを使ってインターネットにつないで学習する形式
※2…理科・社会の対象範囲は、小学3年生~中学3年生。英語の対象範囲は、中学1年生~高校3年生。
※3…スマホは推奨対象外。詳しい推奨動作環境は公式サイトをご確認ください。
すららの特徴
すららの特徴は大きく分けて、5つです。
- 無学年式で学び放題
- AI搭載型ドリルで1人でも学習を進められる
- 家庭学習をサポート!「すららコーチ」
- アニメーションキャラクターが先生役となって教えてくれる
- アチーブエッグ?ポイントを貯めて、アバターなどに使える
(1)無学年式:複数学年分の学習内容がそろっていて、受講したコース内の内容は学習し放題
小中コース・中高コースなど、複数学年分の教材が用意されていて、学年にとらわれずに学べるスタイル(例.小中コースなら、小1~中3の学習内容が学び放題)
【3教科:国語・数学(算数)・英語】
中高コース…中1~高3までの上記3教科の範囲が学び放題
【4教科:国語・算数・理科・社会】
小学コース…小1~小6までの上記4教科の範囲が学び放題
【5教科:国語・数学(算数)・理科・社会・英語】
中高コース…中1~高3までの上記5教科の範囲が学び放題
※理科・社会の対象範囲は、小学3年生~中学3年生。英語の対象範囲は、中学1年生~高校3年生。
受講したコースの範囲で、学び放題となります。
1教科だけ受講するコースや中学のみ・高校のみのコースは今のところ、ありません。
(2)AI搭載型ドリル:1人でも学習を進められる
引用:すらら
つまづき分析機能
つまづきの原因を自動で見つけ、学び直しに必要な問題を出題してくれるから、苦手を克服できる難易度コントロール機能
間違えた問題に対し自動で難易度を調整して、形式を様々に変えながら(記述式や選択問題等)出題してくれて、確実な理解と記憶の定着につなげることができる
(3)すららコーチ:家庭学習を遠隔サポート
お子さんの一番近くで見守る保護者の方をすららコーチがサポートしてくれるイメージです。
引用:すらら
- 保護者からのヒアリングを元に学習設計の提案してくれる
- 保護者からの相談に応えてくれる
- 質問機能で勉強の「どうしても分からない」を解消してくれる
- ときには、お子さんへ応援メッセージを送ってくれる
(4)対話型レクチャー:先生役のアニメーションキャラクターが教えてくれる
すららの講義は、アニメーションキャラクターが先生役となって教えてくれます。
- キャラクターに声を当てているのは、プロの声優さんのため聞き取りやすい
- 講義は対話型で、質問を投げかけてくれるので、一歩一歩理解を深めていける
- 不登校等で人間不信になっているときでも、人と接することなく勉強できる
(5)アチーブエッグ:達成感を感じながら、学習が進むかも
ユニット…学習の単位
アチーブ…「達成する」「獲得する」という意味
すららは、どんな場合におすすめ?
上でご紹介した、すららの特徴はこんな感じでした。
- 無学年式で学び放題
- AI搭載型ドリルで1人でも学習を進められる
- 家庭学習をサポート!「すららコーチ」
- アニメーションキャラクターが先生役となって教えてくれる
- アチーブエッグ?ポイントを貯めて、アバターやパートナーに使える!
以上のことから、すららは、このような場合に向いている教材といえそうです。
- 勉強がちょっと苦手
- 中高一貫校に通っている
- 不登校で、家で勉強したい
- 発達障がいがある
- 受験前にいっきに複数学年分の基礎固めをしたい
(1)勉強がちょっと苦手
- 現在の学習状況を踏まえて、すららコーチが学習設計してくれたり、アドバイスをもらえる
- 苦手な単元を学年を横断して、串刺しで学習できる
- AI搭載型ドリルで、つまづきポイントを解消できる
- アニメーションキャラクターの対話型の授業で楽しい&分かりやすい
- 授業1つの単元は約10~15分で細かく構成されているため、無理なく学習を積み重ねていける
すららには、苦手意識を払しょくして、いつの間にか勉強が好きになってしまうような仕組みがいくつもあります。
「勉強が苦手」から「勉強が楽しい」に変わるかもしれません。
(2)中高一貫校に通っている
- 無学年式だから、得意科目はどんどん先取り学習をできるし、苦手科目はさかのぼって学習し直せる
- 「中学受験で燃え尽きて、しばらく勉強は適当になっていた…。どこでつまづいたのかも分からない」そんな場合でも、つまづきポイントを自動で見つけ出してくれるから、自分に合った課題をこなせる
すららは、私学の中高一貫校で導入されている事例があり、中高一貫校で学ぶ生徒にもマッチした教材だといえると思います。
(3)不登校で、家で勉強したい
- 勉強へ気持ちが向いたタイミングから始めて、自分のペースで取り組める
- 無学年式なので、何年もさかのぼって学習することができる
- アニメーションキャラクターの対話型の授業だから、人と関わるのが苦手でも大丈夫
- すららで学んで、「出席扱い」となる場合もある(※小中学生対象)
個人的に驚いたのが、すららでの学習が「出席扱い」になるケースがあるということです。
「出席扱い」=「自宅での学習が認めてもらえる」というのは、自己肯定感につながりますし、高校受験にあたっては出席点も大事になってくることがあるので、良いことだと思いました。
義務教育段階の不登校児童生徒が自宅においてICT等を活用した学習活動を行った場合の指導要録上の出席扱いについては,別記2によるものとすること。その際,不登校児童生徒の懸命の努力を学校として適切に判断すること。
別記2…(PDF)不登校児童生徒が自宅においてICT等を活用した学習活動を行った場合の指導要録上の出欠の取扱いについて(別記1のあとに、別記2があります)
すららは、不登校の出席扱いについての相談にも応えてくれます。
出席扱いについて、詳しくはこちらの記事をどうぞ。
(4)発達障がいがある
- 無学年式だから、学年に関係なく、単元を串刺しして学習できる
- 「視覚情報(文字)」・「視覚情報(イラスト)」・「音声情報」と多感覚に働きかけ、ワーキングメモリを支え、記憶を保持しやすくなる
- 発達障がいに理解のあるすららコーチのサポート
- 親しみやすいアニメーションキャラクターが先生役となって授業
すららの小学校低学年コースは、発達障がいの専門機関と共同開発し、「つまずきやすいポイントを厚く指導するカリキュラム構成、見やすい画面・理解しやすい説明」となっています。
すららコーチと一緒に、お子さんに合った学習方法を考えていけるのも心強い点だと感じました。
(5)受験前にいっきに複数学年分の基礎固めをしたい
- 無学年式だがら、学年を横断していっきに勉強を進められる
- つまづきポイントを自動で教えてくれるから、苦手を解消できる
- 塾と併用して、すららは基礎固め用として使うこともできる
すららには、「中学受験」「高校受験」「大学受験」といった受験に特化したコースはありません。
(※高校の国語のみ、”大学入試コース”として主要大学の対策ができるものがあります。しかし、各校の出題傾向をベースにすららの国語コンテンツをまとめたもので、その大学専用として別途制作されたコースではありません)
しかし、受験勉強の土台となる基礎固めにすららは向いているといえそうです。
中学校、高校の受験対策コースといった受検対策コースのご用意はありません。
問題のレベルは中学版が公立高校の入試問題レベル、高校版がセンター試験レベル程度とお考え下さい。また、小学生版も中学受験対策がないため、基礎固めにお使いいただく形でご検討ください。
受験に必要な学力とは、受験校の出題傾向をつかみ、その分野、または項目を徹底的に反復学習することで確実に点数をとれる力のことです。そのためには、苦手な分野を克服することが必要です。そしてこれこそが、「すらら」の最も得意とする分野といえます。引用元:すらら よくある質問
すららの利用料金
入会金
小中・中高5教科 コース |
7,000円(税込 7,700円) |
小中・中高3教科、小学4教科コース | 10,000円(税込 11,000円) |
※新規入会時のみ必要です。
利用料金
3教科(国・数・英)コース
- 小中コース…小学1年生~中学3年生までの3教科(国・数・英)の範囲が学び放題(※英語は中学範囲から)
- 中高コース…中学1年生~高校3年生までの3教科(国・数・英)の範囲が学び放題
小中 コース |
月額8,000円(税込 8,800円) |
中高 コース |
月額8,000円(税込 8,800円) |
小中 コース |
月額7,480円(税込 8,228円) |
中高 コース |
月額7,480円(税込 8,228円) |
4教科(国・数・理・社)コース
小学コース…小学1年生~小学6年生までの4教科(国・数・理・社)の範囲が学び放題(※理科・社会は小学3年生~小学6年生範囲)
月額8,000円(税込 8,800円) |
月額7,480円(税込 8,228円) |
5教科(国・数・理・社・英)コース
- 小中コース…小学1年生~中学3年生までの5教科(国・数・理・社・英)の範囲が学び放題(※英語は中学範囲から。理科・社会は小学3年生~中学3年生範囲)
- 中高コース…中学1年生~高校3年生までの5教科(国・数・理・社・英)の範囲が学び放題(※理科・社会は小学3年生~小学6年生範囲)
小中 コース |
月額9,980円(税込 10,978円) |
中高 コース |
月額9,980円(税込 10,978円) |
小中 コース |
月額9,480円(税込 10,428円) |
中高 コース |
月額9,480円(税込 10,428円) |
「手持ちのタブレットやパソコンで使える?」
→申し込み前に、すららの推奨動作環境を確認することをおすすめします
>>すらら(下のほうまでスクロールして、ご注意事項のところで、【すららの推奨動作環境】をクリックすると見ることができます)
無料体験ができます
引用:すらら
現30代の私が、すららの無料体験をしてみました。
高校生の学習内容に挑戦。(小中学生の学習内容の無料体験もあります)
ひと言でまとめると、分かりやすくて楽しかったです♪
- キャラクターの声がプロの声優さんだから、聞きとりやすい
- 正解するたびに褒めてくれるのが嬉しい
- 「分からないな…」と感じたら、動画を一時停止したり、前のページに戻れるのが助かる
- やる気が出なくても、とりあえず動画を再生すると徐々に勉強モードに入れる
- 数学に苦戦。「虚数ってなんだっけ」というところからスタートして、演習問題に全問正解するところまで成長(笑)
褒めて、励ましてくれるキャラクターの存在は見過ごせません。
褒められると、「よし!もうちょっと頑張ってみるか」とけっこう自分の気持ちが動かされていることに気づきました。
無料体験をすると、自宅のパソコン・タブレットで問題なく、すららを使えるかどうかの確認にもなります。
\資料請求&学習体験、無料/
すららのまとめ
オンライン教材「すらら」の一般的な知名度はまだ低いかもしれません。
しかし、これから先様々な学習のニーズに応えてくれるオンライン教材として、注目されていくのではないかなと思っています。
現在「すらら」は、学校(中高一貫校や通信制高校など)や学習塾で導入されているようなので、優秀な教材だということは、教育現場の折り紙つきです。
気になる方は、無料体験をしてみると、かなり「すらら」の雰囲気がつかめると思いますよ。