この記事では、
- 私が1年数ヶ月、楽天モバイルをiPhone SE(第2世代)で使ってみた感想
- iPhoneで楽天モバイルを使うときの注意点
について書いていきます。
楽天モバイルをiPhone SE(第2世代)で使ってみた感想
先に個人的な感想をまとめると、
- 正直なところ、電話はまだ不安定かも
- 仕事で私物のスマホを使用する場合は、おすすめできない
- コスパは最高(※無料キャンペーン終了後、0~約1,000円くらいで利用できていました)
という感じです。
上記の感想は、楽天モバイルをiPhoneで使っているゆえというより、楽天モバイルの問題だと思われます。
おすすめのケースは、
- 家など安定した電波環境で使うことがほとんど
- 仕事で私物のスマホを使用することはない
- 気軽に試して、「ダメだったらすぐ変えても良いかな」という場合
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楽天モバイルでiPhoneを購入できます
楽天モバイルでiPhoneを購入することはできません。(過去には、楽天モバイルでiPhoneを販売していたこともあったようです)
私は手持ちのiPhone SE(第1世代)で楽天モバイルを使えないということが分かり、アップルストアで、iPhone SE(第2世代)を購入しました。
【追記 2021年6月】
現在、楽天モバイルでiPhoneを購入できるようになっています。
また、対応機種も増えました。
楽天モバイルの店舗で物理SIMで申しこみました
楽天モバイルでは、スマホの機種によっては、eSIMで申しこむことができます。
スマホに内蔵された本体一体型のSIMのこと。物理的なSIM(SIMカード)を必要としないので、自宅でのオンライン開通がスムーズ。
iPhone SE(第2世代)は、
- 物理SIM(nanoSIM)
- eSIM
どちらでも楽天モバイルに申し込めます。
私は店舗で申しこんだ際に、何となく今まで慣れ親しんだ物理SIMで申し込みました。
eSIMだと自宅でオンラインで申し込むときにSIMカードが届くのを待たなくて良かったり、デュアルSIMで使える等のメリットがあります。
感想:おおむね問題なく使うことができました
iPhone SE(第2世代)で楽天モバイルを使っていたのは1年数ヶ月。
おおむね問題なく使うことができました。
少し気になるのは、以下の2点。
- 電話が不安定(通話品質がたまに気になる・たまにつながらない)
- iPhoneは回線の自動切替機能なし。楽天回線エリアでも、パートナー回線エリアのデータ使用量を消費する場合あり。追記:iPhone 12以降のシリーズは回線の自動切り替えに対応するようになりました
現在は、UQモバイルを利用中です。(2022年2月)
1.電話が不安定(通話品質が気になる・たまにつながらない)
楽天モバイルでは、「Rakuten Link」というアプリを使うと通話がし放題です。(※ナビダイヤル・災害伝言ダイアル等の特番通話は別途料金がかかります)
私は、毎日のように「Rakuten Link」を使った通話をしているのですが、たまに通話品質が気になるときがあります。(端末の問題なのかは分かりませんが…)
5~10分程度の通話は大丈夫なのですが、それ以上の長電話になったときにたまになのですが、
- 相手の声が遠く感じる
- 相手の声がほとんど聞こえなくなる
ということが。
長電話になるのは実家の母にかけている場合がほとんどなので、通話しづらいと感じたらLINEでかけ直したりしています。
また、たまに電話がつながらないことが。登録番号なのに、非通知でかかったり…。
電話関連では、謎の不具合がちょこちょこあります。
仕事で私物のスマホを使って頻繁に通話が必要な場合だと、楽天モバイルはやめたほうがいいかも…というのが正直な感想です。
2.iPhoneは回線の自動切替機能なし。楽天回線エリアでも、パートナー回線エリアのデータ使用量を消費する場合あり
楽天回線エリアはまだ拡大途上にあり、楽天回線で提供できない部分をパートナー回線が補っています。
また楽天回線エリアであっても、地下、屋内、電波の状況等によってパートナー回線の利用となる場合があります。
楽天回線とパートナー回線では、データをどれだけ使うことができるかが異なります。
データ容量の制限 | |
楽天回線 | 無制限 |
パートナー回線 | 5GB(超過後は1Mbps) |
楽天モバイルのプラン「Rakuten UN-LIMIT VI」では、データ使用量に応じて利用料が0円~2,980円(税込3,278円)とかわります。
前置きが長くなってしまいましたが、
iPhoneには接続回線の自動切替(パートナー回線→楽天回線)がありません。
パートナー回線エリアから楽天回線エリアに移動しても、自動で楽天回線に切り替わらずパートナー回線を使ったままになってしまう場合があるのです。
追記:iPhone 12以降のシリーズは回線の自動切り替えに対応するようになりました。
「自動切替」とは・・・楽天回線エリアで自動で楽天回線に接続する機能。この機能がないと、楽天回線エリアでもパートナー回線エリアのデータ容量を消費する場合がある。
楽天回線エリアで楽天回線に切り替わらないときは、以下の動作を試してみましょうと公式サイトに書かれています。
- 機内モードのオン・オフをする
- スマホを再起動する
私も出掛け先で試したことがあるのですが、これで解決できているのか、いまいち分からず…。
というのも、iPhoneでは、「今、楽天回線に接続されているかどうか」をピンポイントで確認しづらいからです。
- サービスエリアマップを見る
- データ残容量の消費具合を見る
Androidでは、楽天回線に接続されているかをバッチリ確認することができます。
Android版「my 楽天モバイル」アプリ上で確認できる
参考:楽天回線とパートナー回線のどちらに接続しているかを確認したい
特に手動で回線の切り替えを試したりせずに、2週間ちょっと使ったところ、こんな感じでした。(2021.2.1~2021.2.16)
【楽天回線とパートナー回線の利用比率】
楽天回線:パートナー回線
0.07GB:0.34GB
1:5
生活圏は楽天回線エリアですが、パートナー回線で接続されていることが多いようです。
私は、Wi-Fiを使用していることが多いので、パートナー回線でつながることが多少あっても、パートナー回線の低速化にならない限度(5GB)の月間データ利用量には余裕でおさまっています。
乗り換えて良かった?
とりあえずは乗り換えて良かったです
まだ楽天回線でカバーできていない地域もありますし、楽天回線エリアでも建物の奥や地下などは、パートナー回線のおかげで利用できている状況です。
電話(Rakuten Link)の調子がイマイチなのも痛い…。
これで、もしパートナー回線が打ち切られたらと考えると…。不安がないといったらウソになります。
コスパ的に楽天モバイルはとても良かったのですが、「電話の不安定さ」が1番のネックとなり、1年数ヶ月お世話になったのち今はUQモバイルを利用中です。
【楽天モバイルの料金プラン】
2021年4月からの新プラン「Rakuten UN-LIMIT VI」では、データ使用量に応じて利用料が段階的に上がっていきます。
0円~2,980円(税込3,278円)
※オプション料(セキュリティ対策等)、無料外の通話(ナビダイヤル、災害伝言ダイアル等の特番通話)は別途料金が発生します。
iPhoneで楽天モバイルを使うときの注意点
- 楽天回線エリアで使っていても、パートナー回線エリアのデータ容量を消費する場合がある
- 2021年6月15日以降、Rakuten LinkアプリiOS版の使用に変更あり→注意しないと料金が発生する
①・・・iPhoneには接続回線の自動切替(パートナー回線→楽天回線)がありません。
そのためパートナー回線エリアから楽天回線エリアに移動しても、自動で楽天回線に切り替わらずパートナー回線を使ったままになってしまう場合があるのです。
追記:iPhone 12以降のシリーズは回線の自動切り替えに対応するようになりました。
②・・・2021年6月15日以降、Rakuten LinkアプリiOS版の仕様が変わります。
【通話着信について】
Rakuten Linkアプリ外からかかってきた電話もこれまではRakuten Linkアプリに着信していたので、着信履歴にそのままかけ直せばOKでした。
しかし、仕様変更後、Rakuten Linkアプリ外からかかってきた電話は、iOS標準の電話アプリに着信するようになります。
そのため、そのままかけ直せば料金がかかるので、Rakuten Linkアプリからかけるように注意が必要です。
【SMS送受信について】
Rakuten Linkアプリを利用していない相手とSMSの送受信をする場合、Rakuten LinkアプリでのSMS送受信が可能でした。
しかし、仕様変更後はRakuten Linkアプリを利用していない相手とはiOS標準のメッセージアプリでしかSMS送受信ができなくなります。(有料)
例:日本から日本の電話番号にSMS送信する
→全角70文字あたり3円(税込)
楽天モバイルをiPhone SE(第2世代)で使ってみた感想と注意点:まとめ
楽天モバイルをiPhone SE(第2世代)を1年数ヶ月利用し、コスパ的には最高でした。(※無料キャンペーン終了後、0~約1,000円くらいで利用できていました)
電波状況と通話の質が上がれば、さらに良しという感じです。
現在はUQモバイルを利用中ですが、楽天モバイルで安心して電話できるようになったら、また乗り換えを検討するかもしれません。
- 楽天回線エリアで使っていても、パートナー回線エリアのデータ容量を消費する場合がある
- 2021年6月15日以降、Rakuten LinkアプリiOS版の使用に変更あり→注意しないと料金が発生する
お試しで使ってみて、合わなかった場合でも最低利用期間がないので、契約解除料はかかりません。