私は17歳のとき、高等学校卒業程度認定試験(高卒認定試験)を受けました。
この記事では
- 高卒認定試験を受けたきっかけ
- 高認試験の受験対策
- 当日の様子
などについて書いていきます。
高等学校卒業程度認定試験(高卒認定試験)とは?
合格すると高校を卒業したのと同等以上の学力があると認定され、
- 大学・短大・専門学校の受験資格を得られる
- 就職や資格試験に活用できる
という試験です。
高等学校卒業程度認定試験は、様々な理由で、高等学校を卒業できなかった者等の学習成果を適切に評価し、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があるかどうかを認定するための試験です。合格者は大学・短大・専門学校の受験資格が与えられます。また、高等学校卒業者と同等以上の学力がある者として認定され、就職、資格試験等に活用することができます。
文部科学省HPより引用
高卒認定試験を受けました
不登校がきっかけで受験
私の場合は、高校で不登校になったのがきっかけで高等学校卒業程度認定試験(高卒認定試験)という試験があることを初めて知りました。
全日制高校に通えなくなったものの、大学を目指したかったので、高卒認定試験に申し込んだのです。
高卒認定試験に申し込んだあと、通信制高校に転校することになりましたが、保険の意味も込めて(通信制高校を万が一卒業できなくても、高卒認定試験に合格していれば大学受験できる)そのまま受験することに決めました。
高卒認定試験の受験対策は、まず過去問
私はまず、過去問をプリントアウトし、ひたすら解きました。
文部科学省の公式HPには、高卒認定試験の過去実施問題が掲載されています。
過去問ダウンロードはこちら文科省・高卒認定試験過去問
過去問をやってみて、
- 少し理解があやふやな部分は教科書を見直す
- 難しいと感じた部分は基本的なところのみおさえる
- お手上げ状態な部分は切り捨てる
と勉強の方針を決定。
私は高卒認定試験に対して、何となく大学入学共通テスト(旧・センター試験)を想像していました。
しかし、過去問を解いてみると、大学入学共通テスト(旧・センター試験)よりももっと基礎的な内容だということが分かりました。(中学3年~高校1年の学習内容が身についていれば、おおよそ解けるイメージ)
合格ラインを調べてみると、100点満点で40~50点前後とのこと。
得意科目はほとんど勉強せず、苦手科目に時間を使い、合格ライン突破を目指しました。
高卒認定試験の難易度は、
中学3年~高校1年の学習内容が身についていれば、おおよそ解けるくらい。
受験してきました
受験会場は、東大の駒場キャンパスでした。
会場には、かなり余裕をもって到着したため、教室には一番乗り。
「ここがあの有名な東大か~。まぁ私には縁のない場所だろうなぁ」なんて、のんきに思ってた気がします(笑)
1つの失敗を除き、何とか高卒認定試験を受験し終わりました。
高卒認定試験はマークシート方式なので、仮に分からない問題があったとしても、とりあえず解答することができます。
私が受験したとき、お昼休憩に食堂で昼食をとることができました。
そして、ゲン担ぎでカツ丼を選んだのが悲劇の始まり…。
食後に胃もたれして、気持ち悪くなってしまいました。
午後の試験は、冷や汗をかきながらお腹を抱えて必死に問題用紙と向き合うことになったのです。
こんな失敗をする方はいないとは思いますが、受験する方はどうぞお気をつけください!
結果は合格
無事に高卒認定試験に合格することができました。
余裕だったのは、「国語」と「現代社会」だけで、「生物Ⅰ」はギリギリ合格点。
- 国語:A
- 世界史B:B
- 日本史A:B
- 現代社会:A
- 数学:B
- 理科総合:B
- 生物Ⅰ:C
- 英語:B
※A=80~100点、B=60~79点、C=合格点~59点
まとめ
高卒認定試験とは、合格すると高校を卒業したのと同等以上の学力があると認定され、
- 大学・短大・専門学校の受験資格を得られる
- 就職や資格試験に活用できる
というものです。
私は、高校不登校がきっかけで高卒認定試験に申し込みました。
受験対策は、まず過去問をやってみて、
- 少しあやふやなだけ→教科書を見直す
- 難しいと感じた→基本だけおさえる
- お手上げ!→切り捨てる
という感じで、おおざっぱにですが、単元ごとに力の入れ具合を変えました。
ざっくりですが、高卒認定試験は中学3年~高校1年の学習内容が身についていれば、おおよそ解けるイメージです。