本記事は、
「もしも志望大学に落ちても、そこに系列の短大があったら、その短大を経由して志望大学への編入を目指す道もある」
という内容です。
具体的に実例を出すと、私は志望大学の國學院大學に落ちたのですが、系列校である國學院大學北海道短期大学部に入って國學院大學への編入を果たしました。
もちろん系列ではない短大からでも大学編入学を目指せるはずですが、サポートが手厚くて編入しやすいのは系列の短大からの大学編入学だと思います。
國學院大學のパンフを取りよせる
國學院大學北海道短期大学部のパンフを取りよせる
浪人回避で志望大学編入って、どういうこと?
あなたの志望する大学には、系列の短期大学はあるでしょうか?
もしもあったなら、
系列の短大入学
(2年間、学ぶ)
↓
志望大学の3年次に編入学
(2年間、学ぶ)
↓
志望大学を卒業
というルートをとれる可能性があります。
もちろん系列ではない短大からでも、大学編入の道は開かれているでしょう。
しかし、系列の短大から系列の大学に編入する場合の方が何かとスムーズなことが多いと思います。
【実体験】國學院大學北海道短期大学部から國學院大學に編入
私は、大学へは系列の短大からの編入学で入りました。
受験生だった18歳当時、志望校のうちのひとつだった國學院大學を受験し、落ちてしましました。
しかし、そのときの試験結果(大学に落ちてしまったときの結果)を利用して系列の短大である國學院大學北海道短期大学部に入学することができました。
系列の短大
(國學院大學北海道短期大学部)
↓
志望大学
(國學院大學)
というルートで志望大学へ入ったのです
國學院大學系列の短大は、
- 國學院大學北海道短期大学部(北海道滝川市)
- 國學院大學栃木短期大学(栃木県栃木市)
の2校があり、どちらも國學院大學に編入する道があります。
私が、北海道のほうの短大に進学した理由はいたってシンプル。
國學院大學に落ちたとき、國學院大學北海道短期大学部に関する郵便案内がきて、説明会に参加したからです。(栃木にも系列の短大があることを知らなかったのです)
大学編入学のメリット
そもそも短大→大学編入のメリットは?
志望大学に落ちてしまった場合に、
短大から大学編入で、考えられるメリット(系列・系列外共通)は希望の大学に編入して学べるということ以外にもあります。
- 浪人を回避できる
- 就活でのアピールポイントになる
①浪人を回避できる
短大に入学して、編入を目指すことで浪人という期間はなくなります。
浪人すると、予備校や家庭教師等で教育費が多かれ少なかれかかることが多いですよね。
浪人しないで済むことは、経済的に大きなメリットといえるでしょう。
私は浪人することがダメだとは全く思っていません。
ただ、当時コミュ障をこじらせていた私(不登校になったのち通信制高校に転入)は、できるだけ早く同年代の集団に属したかったのと、もう1年浪人したら受かるという学力的な自信がなかったので、浪人回避は大きなメリットでした。
②就活でのアピールポイントになる
面接時に興味をもってもらえる可能性が高いです。
編入学というと、
- 「編入してまで学びたいことがあった」(=学習意欲が高い)
- 「編入を目指し、そして達成した」(=初志貫徹する意志の固さ)
と、好意的に受け取り、面白がってくれることが実際多かったです。
系列短大→系列大学編入のメリットは?
系列・系列外短大からの編入の共通のメリットは
- 浪人を回避できる
- 就活でのアピールポイントになる
でした。
次に系列短大からの編入のメリットを見ていきたいと思います。
- 編入学がサポートされている
- 同志がいて、心強い
①編入学がサポートされている
系列短大からの編入の場合、
編入学がサポートされていて、編入しやすい環境となっていると思います。
具体例として、私の編入した國學院大學の場合では、以下のようなものが用意されています。
- 系列短大からの編入学の枠がある
- 編入のための特別講義(年に数回、短大にて大学の先生による講義)を受けられる
- 要件(※)を満たせば、別途編入試験なしで編入できる
※
- 短大で所定の課程を修めて卒業
- 短大で所定の成績をとる
- 希望先の学科ごとに指定された講義を受け、所定の成績をとる
所定の成績をとる(※の②)とありますが、きちんと取り組めば、達成可能なもので、特殊な難しさはないと考えて大丈夫だと思います。
※受験される際は、最新の情報をご確認ください。
②同志がいて、心強い
系列大学への編入サポートがある系列短大では、編入希望者が自分一人だけということはないはずです。
同じ目標(編入学)をもつ仲間がいることは、編入に向けての過程でも、編入後も心強いですよね。
同じ目標があると、仲間意識が生まれやすく、仲良くなるきっかけになることもあるでしょう。
大学編入学のデメリット
大学編入学のデメリットとして考えられるのは以下の2点です。
- 場合によっては、生活コストがかかる
- 編入は確約されたものではない
①場合によっては、生活コストがかかる
これは編入学にかぎってのことではありませんが、学校が実家から通える距離ではなかった場合、1人暮らしをすることが必要になってきます。
私の場合は、
- 短大在学中の2年間→1人暮らし
- 編入後の2年間→実家から通学
という感じでした。
そして、短大時代の生活費は「実家からの仕送り+アルバイト代+奨学金」でまかなってました。
②編入は確約されたものではない
系列短大からの編入だったとしても、大学への編入は確約されたものではありません。(希望者は全員編入できるという学校が絶対ないとは言い切れませんが)
編入試験がある場合はそれに合格する必要があり、編入試験がなくても、短大での一定の成績を修める等の条件があれば、それを満たす必要があります。
短大から大学に編入した感想
私は、短大を経て大学に編入して良かったと心から思ってます。
理由は
- 浪人期間ナシで志望大学へ行けたから
- 地元を離れて、1人暮らしという経験ができたから
- 短大2年間が濃密で楽しかったから
です。
2年間の短大生活は、実家を離れて慣れない環境のなか、何回も心が折れそうになりました。
でも失敗談を含めて、たくさん面白い経験ができたと思ってます。
バイトに明け暮れたり、将来に思い悩んで本を読みまくったり、コミュ障ながら数少ない大事な友達ができた2年間でした。
浪人回避で志望大学に編入:まとめ
もしも志望大学に落ちても、短大を経由して志望大学への編入を目指す道もあります。
系列短大・系列外短大共通のメリット
- 浪人を回避できる
- 就活でのアピールポイントになる
系列短大からの編入のメリット
- 編入学がサポートされている
- 同志がいて、心強い
系列・系列外共通のデメリット
- 場合によっては、生活コストがかかる
- 編入は確約されたものではない