- 最近、高校へ通うのがすごく辛い…
- 高校をしばらく休んでいて、この先どうするか迷ってる
- 高校をやめるとして、そのあとどんな選択肢があるのか知りたい
高校に通うが辛くて、もうやめたかったとしても、その先の進路にどんな影響があって、どんな選択肢があるのかが分からないと不安でコワイですよね。
この記事では、私の「高校不登校とその後の日々」について書いています。
簡単にご紹介すると、こんな感じです。
人間関係の悩みで不登校に。
しんどい気持ちが半年以上蓄積して、ある日体調不良で欠席したのをきっかけに登校できなくなりました。
①不登校になった全日制高校をやめる
②通信制高校に編入学する
③高卒認定試験も受験する
④大学進学を目指すも、受けた大学全てに落ちる
⑤志望大学の系列短大に入り、大学3年次に編入学し、卒業する
不登校について面接官から、するどくつっこまれるようなことはありませんでした。
不登校のそのあとにどんな行動をしてきたか、自分の言葉で伝えようとすることが大切なのかなと思います。
私が高校で不登校になった経緯
人間関係の悩みで不登校になりました
私は、高校2年生の6月に不登校になりました。
理由はひと言でいうと、ずばり「人間関係の悩み」。
女子高だったんですが、仲が良いと思っていた友達とうまくいかなくなり、徐々にクラスで孤立するようになっていきました。
高校1年生のなかば頃からの悩みが解決せずに半年以上経過し、精神面だけでなく体調も優れないなかで登校する日々が続き、高校2年生のある日体調不良で欠席したのをきっかけに不登校になりました。
すでに心身ともに限界ギリギリまできていた私は、1日欠席したそのときに溜まっていた負の感情が溢れて止まらなくなり、身動きできなくなったのです。
1日の欠席が1週間、2週間と延びていき、不登校に。結局、高校をやめました
私は、高校に行けなくなり、結局やめることにしました。
文章にすると一行でまとまってしまう、この出来事ですが、当時の自分にとっては大きなものでした。
- 高校2年の6月のある日、体調不良で欠席(不登校スタート)
- 「まだ体調が悪いから…」と欠席が続く
- 「登校するなら高校の近くまで車で送ってあげるよ」と父に言われ、高校の近くまで送ってもらうも行けない(結局家に引き返す)
- 初めて、父に打ち明ける。その後、母にも打ち明ける
- しばらく休んでいる間に高校が夏休みに入る
- 夏休みの間、カウンセリングを受けたり、こっそり高卒認定試験の受験案内を取りよせたりする
- 夏休みが終わっても高校に行けない
- 通信制高校に編入学することを決める
- 高校2年の9月に高校をやめる(不登校、終了)
不登校になって、しばらくは寝てばかりの日々
高校に行かなくなってからしばらくの間は、寝てばかり。
一応病院で検査もしましたが、病気ではなく、自律神経の乱れといった感じでした。
- 体調が優れなかったため
- 起きていると色々考えてしまうから、現実逃避のため
しばらくすると、体調が回復してきました。
しかし、「絶対に高校に2度行きたくない」という思いが強くなっているのに、「今の高校をやめたい」とはなかなか両親に打ち明けられませんでした。
- 通っていた高校に戻らずに、何とかならないかと考え、調べる
- 「高等学校卒業程度認定試験(高卒認定試験)」の存在を知り、受験案内を取りよせる
高校不登校のその後は?
「高校をやめたい」という意思を両親に伝えられたのは、カウンセリングを受けたことがきっかけ
私は、高校を休んで不登校となっている間、なかなか両親にもう高校をやめたいということを言えませんでした。
- 高校はやめたい
- でも、その後のことが不安…
高校はやめたいけど、その後どうしていくかが不透明で不安だったのです。
高校に行かなくなり、体調も回復してきたある日、母と心療内科に行きました。
その心療内科でのカウンセリングで先生に言われたことが私の背中を大きく押してくれたのです。(心療内科の一ヶ所目では、私がほぼ話せなかったため、二ヶ所目の心療内科受診でした)
私:「もう高校に行くのが辛くて仕方なくて。でも本当は、戻らなきゃいけないとわかってて・・・。でも、やっぱりもう行きたくない。行けない。どうしたらいいか、分からない・・・(しどろもどろ)」
先生:「高校、やめてもいいんじゃない?病んで、心身ボロボロの状態で卒業証書を受け取っても、そこで力尽きちゃうかもよ。心と体が元気なら、何でもできるよ。でも、やめたいなら誰かのせいにせず、自分で決断してお母さんにその意思を伝えるんだよ」
私は、カウンセリングに同席していた母にその場で泣きながら、高校をもうやめたいことを伝えました。
病院の待合室で待ってくれていた父にも、帰りに寄った飲食店で、高校をやめたいことを伝えます。
母も父も、思うところはあったはずですが、私の気持ちを受けとめてくれました。
通信制高校に編入学する
私のことを心配する母とは、高校不登校の間に何度も衝突しました。(父も心配してくれていましたが、わりと楽観的)
仕事から帰ってきた母と顔をあわせたくなくて、自室のクローゼットに立てこもっていたことも。
でも、「高校をやめたい」と伝えてから色々調べ、私が知らなかった通信制高校というものを教えてくれたのも母でした。
私は、通信制高校に編入学することにしました。
- 高校2年6月:高校を休みだし、不登校
- 高校2年9月:全日制高校をやめる
- 高校2年10月:通信制高校に編入学
実際に通った通信制高校(科学技術学園高等学校)についての記事はこちらです。
高等学校卒業程度認定試験(高卒認定試験)を受ける
通信制高校への編入学が決まる前に高卒認定試験の申込をしていた私。
- 高校2年6月:高校を休みだし、不登校
- 高校2年9月:全日制高校をやめる。高卒認定試験の願書を出す
- 高校2年10月:通信制高校に編入学
- 高校2年11月:高卒認定試験、受験
- 高校2年12月:高卒認定試験、合格
「受験料ももったいないし、せっかくだから」と、そのまま受験し、合格しました。(判定がかなりギリギリだった科目もあり)
「万が一、通信制高校を卒業できなくても、高卒認定試験に合格したから大学受験できるなぁ」とほんの少し気持ちに余裕がもてた気がします。
合格すると、「高校を卒業したのと同等以上の学力がある」と文部科学省が認定し、
- 大学・短大・専門学校の受験資格を手にできる
- 就職や資格試験の受験に活用できる
試験です。
※合格しても、高卒資格を得ることはできません
大学進学を目指す
大学に進学したかった私は、高校3年の4月から予備校の既卒生コースに通いだしました。
既卒生コースを選んだ理由は、
- 現役生コースだと授業が夕方から夜にかけての時間帯で遅いが、既卒生コースは日中に授業があった
- 制服姿の高校生のなかに混ざって、授業を受けるのはしんどいと思った
- 通信制高校卒業のために必要な単位が残り少しで(高校へは週末に1日通いでOK)、月曜~金曜の時間が空いていた
こんな感じです。
- 高校2年6月:高校を休みだし、不登校
- 高校2年9月:全日制高校をやめる。高卒認定試験の願書を出す
- 高校2年10月:通信制高校に編入学
- 高校2年11月:高卒認定試験、受験
- 高校2年12月:高卒認定試験、合格
- 高校2年冬:個別指導塾に少しだけ通うもすぐにやめる
- 高校3年4月:予備校の既卒生コースに通いだす
大学受験は、あえなく全滅・・・。でも、短大に進学することができました
予備校の先生の「進路がきまってない奴はとりあえず、偏差値高いところを目指すと良いぞ~。自信がつくし、将来の選択肢も広がる!」の言葉に夢を感じた私は、早稲田大学か國學院大學に入れたら良いなぁと思いながら、受験勉強を頑張りました。
しかし、ラッキーなことに志望大学のひとつ國學院大學への編入の道もあるという系列の短大に入学できることになりました。
北海道滝川市にある、國學院大學北海道短期大学部です。
短大に進学し、一人暮らしをする
実家を離れて、2年間一人暮らしをしながら、短大に通いました。
東京生まれ東京育ちだったので、初めての北国での暮らしは新鮮なことだらけ。
短大生活は、気合を入れて挑んだものの1年目は、ほぼボッチでした(笑)
それでも、高校時代に不登校になったことを打ち明けられる友達ができ、一緒に旅行したり、かけがえのない経験をたくさんできました。
ちなみにこの2年間の経験は、就職活動をするときに大きな武器となりましたよ。
大学の3年次に編入学する
通信制高校への編入学に次ぐ、2回目の編入学です。
國學院大學北海道短期大学部を卒業し、國學院大學の3年次に編入学しました。
北海道での短大生活も楽しかったですが、憧れてた大学で勉強できるというのは本当に嬉しかったです。
編入後、バセドウ病になって数ヶ月大学を休んだりもしましたが、無事に卒業することができました。
就職活動をする
國學院大學に編入後にバセドウ病になり、就職活動はいったん横に置いていました。
就職につながりそうなことといえば、独学で2年かけて保育士の資格をとったくらいです。
体調も安定してきていた大学4年生の冬に、地方公務員試験の臨時募集に応募し、就職先が決まりました。
高校での不登校とその後の日々:まとめ
私が高校で不登校となったあとは、こんな感じの日々でした。
- 高校2年6月:高校を休みだし、不登校
- 高校2年9月:全日制高校をやめる。高卒認定試験の願書を出す
- 高校2年10月:通信制高校に編入学
- 高校2年11月:高卒認定試験、受験
- 高校2年12月:高卒認定試験、合格
- 高校2年冬:個別指導塾に少しだけ通うもすぐにやめる
- 高校3年4月:予備校の既卒生コースに通いだす
- 高校3年冬:大学受験全滅。短大に入学決定
- 高校3年3月:通信制高校、卒業
- 短大1年:北海道で初めての一人暮らし
- 短大2年:大学に編入できることが決まる
- 大学3年:バセドウ病になって、数ヶ月大学を休む
- 大学4年:保育士資格取得。地方公務員の内定をもらう
就職が決まったら終わり!ではもちろんないのですが、長くなるので割愛します
時間の経験とともに、辛い気持ちはやわらぎ、色々な経験全部が自分の糧になっているんだなぁと思うようになりました。
なにか少しでも参考になることがあったら、うれしいです。